Mountain Endurance Life

Mountain Endurance Life

自転車でエンデュランスライフ

長男と富士登山

7月29日、30日の二日間で長男が所属するボーイスカウトのイベントである富士登山に参加してきた。同隊では10年ぶりとなる富士登山。私自身は10数年ぶりで長男は初めての富士登山だったが、結果として二人とも登頂できた。

 

https://www.instagram.com/p/BXHetyllRdP/

富士登山、雨のスタート!#trekking #富士山

 

行程日の富士吉田の天気予報は曇り時々雨。ということは富士山は雨と思った方が良いだろうと予想する。29日の6時30分に津駅に集合し、大型バスを貸切って須走口五合目バス停を目指す。高速道路からも富士山の姿を拝むことは叶わず、登山中の天候が雨であろうことをほぼ確信する。ふじあざみラインを上り始めてしばらくして雨粒が。

駐車場で雨具の準備などを終え13時40分頃出発。富士山は独立峰なうえに雨とガスで景色は良くないのでテンションは一向に上がらないが長男は黙々と歩く。途中、楽しいかと尋ねると楽しいと即答。私が子供のころは登山といえば苦痛というイメージだったのだが。

結局一日中雨に降られて7合目の太陽館に到着したのが18時過ぎ。4時間半ほどの行程だ。太陽館でも濡れた雨具やザック、靴などの片付けに追われ、濡れた衣服の着替えなど多くのストレスが発生する。隊の中のでこの富士登山が初登山である方にはとってはある意味過酷な状況だろう。

 

https://www.instagram.com/p/BXH_arglqmn/

本日のお宿に到着。さあ飲むか!#trekking #富士山

 

f:id:MountainEnduranceLife:20170731105905j:plain

 

太陽館では準備の出来た者から順に夕食。本日の献立はハンバーグ、豚汁、ごはん。豚汁とごはんはお代わり自由だ。雨に濡れた身体に温かい豚汁は最高のご褒美。長男もお代わり連発。私も豚汁、ごはんともに4杯ずつお代わりw。

夕食が終わると特にすることがないので早々に寝る準備。長男はなかなか寝付けない様子だったが21時30分頃には寝付いたように思う。私は殆ど寝れなかった。

翌朝は3時起床。隊の中には高山病の症状を訴える子が何人かいたが、長男(私も)には高山病の症状は出ていない。高度3,000m付近に建つ太陽館で高山病の症状が出なければ、長男も私も富士山登頂は8割方可能だろうと思っていたので少し安心した。

 

f:id:MountainEnduranceLife:20170731110634j:plain

 

4時20分頃、霧雨の中出発。くどい様だが、このような状況が初登山である場合にはかなりメンタルが凹むだろう。そう、やめたくなってしまうのだ。幸い長男は登る気満々の様子。ホント登山が好きみたい。変わってる。

見晴館で朝食をとる。太陽館で用意していただいた弁当だ。食欲はあまり無いと言っていた長男も半分ほど食べる。この時点で弁当を半分食べられたということで登頂を9割ほど確信する。その後も時折疲れたというものの高山病の症状は現れず約4時間で登頂。

 

f:id:MountainEnduranceLife:20170731133249j:plain

f:id:MountainEnduranceLife:20170731133227j:plain

https://www.instagram.com/p/BXJi6JflZ3A/

登頂!よく頑張りました!#trekking #富士山

 

f:id:MountainEnduranceLife:20170731133313j:plain

 

登頂して他の隊員を待っている間に少し気分が悪いと言い出す。高山病かもしれないが、おそらく登頂できた安心感から来ているものだろうし、これから下山だからそれほど心配はしなかった。

下山は須走ルートから砂走へ。長男には登りより下山の方が大変だということを散々言ってあったが、案の定下山で苦戦。そして苦戦している内に気分が悪いといった症状は無くなったみたい。延々と続くかのような砂走の単調な下りを終えて、砂払い5合に到着したのが13時くらい。そこからバス停まで30分ほど下って無事下山。全部で9時間超の行程となかなかハードだった。

 下山後、登頂できた要因を聞いてみたら、どうやら半月ほど前に友人が登頂したことが最大のモチベーションであったみたい。「アイツに上れてオレに登れないはずがない。」みたいな感じかな。いずれにせよ、どうやら登山自体が好きみたいなので、この夏もう一回くらい一緒に登ってみようかな。