Mountain Endurance Life

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自転車でエンデュランスライフ

シクロクロス - 東海CX #1 おおが城山 CM2 2位/46 4% 47pt

11/15

東海シクロクロス開幕戦、おおが城山CM2に参戦してきた。

 

準備

前日がスズカエンデューロでサポートというか写真撮影のためチームブースに合流。中勢グリーンパークまで車で行ってそこからCX車で移動。自宅から自走でも良かったんだが、カメラを入れたリュックが重くて断念。

レースの結果は4時間チームに3チームが出て、内2チームが1、2フィニッシュ、もう1チームも6位入賞と最高の結果に。本当は途中で帰るつもりだったんだが白熱のレース展開に心奪われてゴール、表彰式まで見届けた。

ほぼ立ちっぱなしだったためか疲労感が強く、風呂上りにストレッチしたら両腿を攣りかけるなど色々不安要素はあったが、スズカでの皆の走りをエネルギーにして早めに就寝。

レース当日は4時過ぎに起床。前日にほぼ準備を済ませていたため比較的スムーズに自宅を出ることが出来た。

 

機材

・BIKE : TREK Crockett 5 Disc 

・WHEEL : ALEXRIMS CXD4 

・TIRE : IRC SERAC CX EDGE F1.7b R1.7b

 

試走

偶然にもM1ライダーのハットリさんの近くに駐車出来たので諸々情報交換。サドルを後ろに下げ過ぎじゃないかと指摘された。この辺は今後の検討課題。

試走はコース確認しながら1周ゆっくり流し2周目は少しスピードを上げる。3周目にハットリさんを見つけたので後ろにつかせてもらう。砂グランドではコーナーで遅れて直線で踏んで追いつくを繰り返す。コーナーの遅れは僅かではあったけど積み重なると大きな差となる。これもなんとかせねば。

前夜に攣りかけた脚も問題なくコースも割と好みなレイアウトで喜々として走っていたが、最後4周目に奥の石の浮いた右コーナーで転倒。嫌な感触のまま試走を終えてモヤモヤしていたが、レース本番じゃなくて良かったと前向きに考えることにした。

 

レース

f:id:MountainEnduranceLife:20211115110445p:plain◆Crockett 5 Disc , 9.32km , '29 , hrTSS50

 

召集はNo.63で2列目。今回徹底マークせねばと思っていたヤマザキさんの後ろが空いていたのでそこに陣取る。

 

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召集されからの待ち時間に隣のDESTRAのヒグチさんに声を掛けて頂く。トラック、短距離には絶対の自信を持っておられた。あとトラック繋がりでロケッツのイタさんとも知り合いなようだ。

ヒグチさんのおかげでリラックスできたが、スタート30秒前になり集中し直す。

 

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定刻になり合図とともに一斉にスタートしていく。自分はヤマザキさんの脚を信じて後ろに張り付いたが意外と伸びずに埋もれる。(ヒグチさんカッ飛んで行ってる…)

それでも足止め食らったらいきなりレースが終了する3連続のコブはスムーズに越えられた。続く長めのストレートへの入口で前を行くヤマザキさんがミスしたのでチャンスとばかりに踏みまくって順位を上げていく。

 

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1周目を3位で通過したのは分かったが1位は全く見えない。昇格するためには2位以上が条件なのでとにかく2位の選手を追うことに全集中。

2周目にハットリさんから2位と8秒差と教えてもらう。3周目に入って2位の選手がヒグチさんだと認識する。スタミナにはそこそこ自信があったがなかなか詰めることが出来ず6秒差で最終4周目へ。

 

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3周目まででコーナーはヒグチさんの方が速いことが分かっていたので、グランドに入るまでの直線で一気に差を詰めていく。

ここで無事に追いついてしばらく後ろで休もうと思った矢先に痛恨の転倒。正直終わったと思ったが、すぐに立ち上がってバイクに飛び乗り再び追いかける。

ここで考えていたのは追いつけたとしてヒグチさんの最も得意なスプリント勝負を避けるにはどうすればいいかということ。コーナーはヒグチさんに分があり、登りと短いストレートのダッシュは自分に分がある感じなので、グランド区間を出るまでに数秒差をつけてゴールまでの舗装路のストレートに入れたらベスト。

 

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登り区間からグランドに入ってすぐに追いついてそのまま前に出ることができたので、とにかくミスしないようコーナーで蓋をしつつストレートでは脚を削るべくダッシュを繰り返しインターバルを掛ける。

シケインを越えたところで僅かながらも差をつけ思い描いた展開に持ち込めたと思い込んでいたが、最後のグラベルの連続コーナーで追いつかれる。さらに後ろからアタックされて前に出られてしまったが、ここが勝負どころだと自分ももう一段踏み込んで次のコーナーのインを突いて抜き返す。お互い死に物狂いだった。

ここから僅かなグラベルのストレートを越えたらあとは舗装路を残すのみ。最も避けたかった展開ではあったがやるしかない。

完全な舗装路スプリントにはならないようグラベルのストレートから踏んでいく。ここで舗装路への出口にC3の選手が一名いてラインを一つ塞いでいたことは運が味方したのかも。

残されたラインを使って舗装路に飛び出て、自分が前、後ろがヒグチさんというポジションだったが、ブラケットを持ったまま腰を上げて先にスプリント開始。

 

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右後方から気配がしたのでラインを塞ぎたい誘惑に駆られたが、ラスト1周から続く一対一の勝負を汚さないよう正々堂々とそのまま踏み切る。最後は本当にギリギリだったが僅かに先着することが出来た。

 

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1位の選手とは40秒という大差をつけられたけど、2位で無事に昇格を果たすことが出来た。

レース後、色んな方から手に汗握る展開だったとか見てて面白かったとか声を掛けてもらったが、なにより自分的に今まで出たどのレースよりも一番楽しくて興奮した。この感覚は日常ではなかなか味わえない。

レース中幾度となくガヤ、ではなくタイム差を教えてくれ鼓舞してくれたハットリさん、写真を撮ってくれたサカザキさん、いつも刺激をくれる練習仲間の皆、そしてなにより最高のバトルを味わわせてくれたヒグチさん、本当にありがとうございました。

 

次戦は11/21のJCXレース UCI 資生堂 琵琶湖グランプリ、11/23開催の関西CX第3戦 烏丸半島の予定。